7月も後半に入り、だいぶ気温が下がってきたものの、相変わらず夜でも35度程度にしか気温が下がらない毎日が続いている。そんな中で、子ども図書館に来る子どもたちの多くがあせもに苦しんでいる。中には、引っかきすぎて出血し、かさぶたが黒ずんでしまっている子ども達もいる。細菌感染したら大変だ。多くの子ども達が家には井戸水がなく、この暑さの中さ水を運んでこなければいけない。これは大抵子ども達の仕事であるが、この貴重な水は主に調理などに使われる。それでは、子ども達はどうやって体を洗っているのか?
子どもに尋ねると返ってきた答えは、どぶ水。ジャララバードには下水処理整備がされておらず、汚水という汚水は道路にながされ、溝には真っ黒な汚水がいたるところで見られる。そこで体や顔を洗っているという・・・・。
それを聞いた女性スタッフは、早速ほうっておけず子ども達を対象に「体の洗い方」やきれいな水をなるべく使うことなどを説明し、子ども達に実践してみせた。一部の家に井戸がなく、どぶ水で洗っている子ども達(その多くの子どもがやはりあせもにかかっている。)には、夏の期間希望する子どもには子ども図書館の風呂場を開放することにした。しかし、「風呂場」で、洗ったことのない子ども達は戸惑う。そこで、スタッフ自ら子ども達に洗い方を指導する。男の子達は嬉しさのあまり長湯(?)をし、すっきりした様子。風呂場は瞬く間に真っ黒になった。
風呂場で子どもに洗い方を教えるスタッフ
私は、洗った子どもの体ふきと着替え手伝い係りであったが、本当に細い細い子どもの手足にぱんぱんに膨れたおなかを見て、涙が出そうになる。だぶだぶの洋服を着せられているので、外見からはわからない。
子ども図書館は、子ども達のお母さん、お父さん、お兄さん、お姉さんのような存在にならなければいけないと思う。ケアをされることに慣れていない子ども達は決して訴えることをしない。涙が止まらないほど我慢できなくなって初めて両親が子どもの異常に気づく。それだけに手遅れになることが多い。熱中症なのか、口から泡を吹きぐったりしている子どもを抱えて病院へ向かう悲痛な父親の姿が見られる。図書館を通してのコミュニケーションによって、子ども達が訴えることができる場であり、子ども達の訴えには小さなことにも耳を傾ける。そんな風な図書館に慣れたらと思う。
洗い方を披露するジャミラスタッフ
2006年7月16日