SVA 公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会

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スタッフからの便り(スタッフ日記)

アフガンのストリートチルドレン


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「アフガニスタンにはストリートチルドレンはいません。」大抵のアフガン人こう答える。「ストリートチルドレン」(以下SCとする)の定義は様々だが、多くの文献でSCを語る際、「定住居がなく、路上で生活している子どもたち」としている。アフガンでは、多くの子どもたちが働いているが、そのほとんどの子どもたちに帰る所があるとしている。昨年、トルハム国境を中心にSCの調査がなされた。ここで働く子どもたちは、ごみ広いだけでなく、密輸や店先での手伝い、洗車など様々仕事に関わり、各地から集まってきている。その数は年々増加傾向にあるという。

  SCに関わる問題も様々であるが、問題を探ることすら挑戦となる。「タブー」に触れるからである。イスラムでは、麻薬や売春・買春は禁止している他、弱者の保護を訴えている。弱者の立場を逆手に悪行を働くことも禁止している。よって、これらのことが表に出ることを極端に嫌う。様々な調査でも、問題の核心に触れることが調査隊が危険に陥るとし、断念している。よって、データとして証明できていないでいる。それでも、少数情報によると、SCは確実に存在する。家を追われた理由はわからない。家にいても経済的に負担になるため、独立することを求められたケース、家の経済を助けるためある程度のお金がたまるまで田舎から出てきて仕事をするケースなどが考えられる。トルハム国境で仕事している子どもたちで、家のない子どもたちは、ホテルの一室などで寝泊りをしているようだが、1日に稼いだお金はそのホテル代として消えていく。安全な夜ばかりではない。

ある報告書では、このように述べられている。「この子どもたちの問題を"貧しさ"という一言で片付けてしまえば、それまでとなるが今この子どもたちに何ができるか、というところが議論されていない。」確かに"貧しさ"という根本的な問題解決は必須である。しかし、子どもたちの時間は毎日過ぎていってしまう。人格形成に大きな障害を来たす可能性もある。そういった子どもたちにとって、"子ども"に戻る時間はとても必要だとされている。

 

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2006年12月9日

アフガニスタン事務所

山本英里

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