SVAアフガニスタン事務所には、特有の環境であることから事務所を裏方として支えるスタッフがたくさんいます。普段は裏方で表には出ませんが、日本人の生活を守り、事務所運営は彼ら抜きではできない、というほど大切な存在の裏方スタッフを紹介していきたいと思います。
今回は運転手のアジマルです。
Q.1.どうして運転手になりましたか。
戦争のため、学校にいけず教育のない自分は、他の仕事に就くことは難しいと思いました。16歳の時に兄に運転を習い、家計を助けるためにドライバーになろうと思いました。
Q.2.大変なことではなんですか。
アフガニスタンでは、夜車を走らせるのが困難です。街頭がない上にライトを皆フルにつけるので反射して時には危ない事故を引き起こします。
Q.3.嬉しいことはなんですか。
新しい車を任されたときは嬉しいです。
Q.4.子どもは何人ですか。
9人です。子どもには、私が受けられなかった教育を受けてほしいと願っています。
Q.5. SVAの活動をどう思いますか。
アフガンの人々のために、教育という支援をしているSVAで働けることを誇りに思っています。
Q.6. 将来の希望は何ですか。
家族をこのままきちんと養っていければそれが一番です。後は、神のご加護があることを祈っています。
淡々と答えてくれた事務所開設当初から、SVAの筆頭運転手として頑張ってくれているアジマル。子どもが9人もいる割にはまだやんちゃな気が残る彼だが、運転に関しては「とり憑かれたように」運転すると評判でもある。治安が悪いときでも、どんな悪路であっても文句の一つも言わずにひたすら走る。
実は、アジマルとは以前危機一髪のところで爆破から逃れたという経験もある。車を揺るがすほどの衝撃と後方に炎々と燃え上がり黒い煙が空に舞う。今しがたすれ違ったばかりのISAF戦車を狙った車による自爆テロであった。スタッフの叫び声とともにアクセルを踏み、機転を利かしてわき道にそれたため、その後通行止めのため何時間も続いた渋滞に巻き込まれることなく事務所に帰った。しばらく震えがとまらなかったのを覚えている。
アフガニスタンでは、運転手は命を預ける相手でもある。逆に、外国人と移動を共にすることで、運転手へのリスクも高くなる。そんな中で、信頼の置ける運転手として、頑張ってくれるアジマルには心から感謝する。