SVA 社団法人 シャンティ国際ボランティア会

English Pages

HOME > SVAカンボジア事業 > スタッフからの便り(スタッフ日記) > カンボジアでの新たなスタート-鈴木晶子
スタッフからの便り(スタッフ日記)

カンボジアでの新たなスタート-鈴木晶子


cam-diary20070427-4s.jpg

この度カンボジア事務所に着任しました、鈴木晶子です。2005年にSVAに入職して以来、2年間東京事務所で緊急救援を担当しておりました。緊急救援では国内外の災害発生後の支援のみならず、「災害時にも強い地域力の向上」をテーマに日頃の防災活動にも取り組んでまいりました。この2年間は特に海外で災害が起きた後の教育支援を行ってきたわけですが、様々な災害現場で「小さな絵本の大きなチカラ」を目の当たりにしました。被災直後の地域は悲しみに満ちていました。何もかも失い、深い悲しみとやり場のない怒りを抱えた大人たち、居場所である家、学校を失い、遊び場である集落の変貌に直面した子どもたちの不安と悲しみ。このような状況の中でSVAが提供したのは、子どもたちが安心して過ごせる場所と、同じ悲しみを背負いながらも子どもに寄り添い続ける村の若者、先生の存在でした。

毎日絵本を読みに来る子ども、絵本の読み聞かせや劇などの活動を通して、日に日に目の輝きを取り戻す子どもたち。その輝きはその時を無心に楽しみながら、自信を取り戻した顔でした。

そんな時に感じたのは、SVAが歩き出した27年前のカンボジア難民キャンプの子どもたちの様子でした。きっと同じように、その時支援に励んだ方々は子どもの表情に魅了され、1冊の絵本の大きなチカラを感じたことでしょう。だからこそ今このようにして、SVAの原点でもあるカンボジア事業に関わらせて頂けることを嬉しく思います。

さて、ここで少し私の話をさせて頂きたいと思います。私は、幼少時代をアメリカで過ごしました。平日は現地の学校に通い、週末は日本人学校に通っておりました。両親は将来日本に帰国した時のことを考え、日本の文化や言葉を教えてくれました。私は日本の絵本を読み、話を聞きながら、幼心に自分の母国である日本に思いを馳せていました。このように、アメリカで日本人として育った私は、小学校生の頃に日本に帰国し、日本の学校に通うことになりました。その後は日本で過ごしましたが、いつも感じていたことは、日本の子どもに違う世界もあるということを伝えたいということでした。

そして、大学時代は子どもの国際交流を行うNGOでボランティアをし、毎年モンゴル、ロシア、アフガニスタンなど各国から子どもを招き、交流キャンプを行うと同時に日本の子どもを海外に連れて行き、ホームステイを行っていました。このような活動を通して、人が生きていく上での文化や、アイデンティティの大切さを感じていた私はその後SVAと出会い、これらを大切にするSVAの活動に共感し、現在はその一員となったわけです。

カンボジアに来てから、現地スタッフと日々事業を進めていく中で、彼らの熱意に押されながら可能な限り彼らをサポートしていこうと決意を新たにしました。

どうぞ皆さま、カンボジアにお越し頂き、現地スタッフの声と自国の子どもの未来のために働く彼らの熱意に触れて下さい。皆さまのお越しをスタッフ一同心よりお待ちしております。

cam-diary20070427-4.jpg

写真:パキスタン北東部地震の被災児童と一緒に

鈴木晶子


Syndicate this site (XML) メルマガ登録