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スタッフからの便り(スタッフ日記)

「カンボジアの教科書問題」は、今


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カンボジアの小学校では教科書は貸出制がとられている。これは子ども達に配布してしまうと、教科書の在庫の問題から次の年の子ども達が使用する教科書の確保が約束できなくなるからである。

年度の初めに教科書を学校から借り、年度末に返却する。何人もの子ども達がリレーのたすきのように次の学年の子ども達に渡しているのである。

しかし1冊の教科書が5年以上も使われていると、ぼろぼろで表紙もなく、20ページ目から始まっているものもある。約1割は次の年には使用ができないといわれているが、増刷もされていないため、5年前は全教科の教科書が借りれたが、現在では一教科しか借りれなかったという例もある。もちろん全く教科書が配られなかったという子どももいる。

教科書、副読書・・・カンボジアは子ども達が手にする書物が大変限られている。

以下は2007年5月5日にカンボジアの新聞ラスメイ・カンプチアに掲載した記事である。

教育・青年・スポーツ省の報告によると、1996年から2001年の5年間におけるアジア開発銀行による支援の終了後、教科書の印刷・配布に関する予算は重大な危機に面している。政府は学校の教員、及び生徒への教科書の印刷・配布に対して、年間250万ドルの予算を編成しているが、限られた予算により、実際には教員や生徒の需要に対して、教科書の供給が足りない状況である。教員や生徒の需要を満たすために、教育省は、毎年350万ドルの予算を必要としている。教育省は、毎年1学年から12学年までの66科目の教科書全てと、五年ごとに教員用の教科書を印刷しなければならない。この深刻な問題は直接、教育の質に影響を与えるだろう。教育省は次のように付け加えている。この予算では、年に300万冊しか印刷できないが、実際には1250万冊もの需要がある。教科書一冊の印刷費用は0.8ドルである。

シェムリアップ州ダムデック高等学校の校長及び副校長に対する生徒のデモ行動に関する最新情報。2007年5月4日、シェムリアップ州・地区教育委員会は予定されていたSVAとの会談をキャンセルし、教育・青年・スポーツ省と緊急会議を行いました。校長と副校長による生徒に対する暴力に反対して、同校の230名の生徒が抗議活動をしました。初めのうち、彼らは学校内で平和的なデモ行動をしましたが、一週間経っても問題の解決につながりませんでした。そのため、2007年5月4日には、彼らはシェムリアップの町に出て、デモをしました。そして最終的には、同日、シェムリアップ州知事のH・E・ソウ・ペアリンが230名の生徒の要求を受け入れました。それにより、2007年5月5日から、校長のオウング・キム・ソーインと副校長のサン・ソフェップは職をやめさせられました。

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写真:下部にぼろぼろになった教科書をめくっている少女。

八木沢克昌


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