SVA 公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会

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図書館事業

子どもの歌


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心に残る歌はありますか。私は、ふとした時に祖父母に子守唄代わりに歌ってもらっていた「春の小川」、「おぼろ月夜」、「月の砂漠」、「ふるさと」などの唱歌を思い出します。美しい日本語の響きを通じて、古きよき時代の風景が目の前に広がり、体に染みこんでいくようです。

カンボジアのトゥールスレン虐殺博物館に行くと、カンボジアの歌手の写真が飾られています。内戦時代に、処刑された歌手達の写真だそうです。美しい歌声は人々の心を惑わし、愛や喜びを植えつけるという理由で、歌手達は処刑場に送られたそうです。「カンボジアキリングフィールドの子ども達」によると、ポル・ポト兵達は、美しい歌に代わり、子ども達に以下のような革命歌を教え込みました。

町に平野にふりかけられた真紅の血
カンボジアよ、我らが祖国
労働者と農夫の華麗な血よ
革命を行う男と女の華麗な血よ

図書館事業課では民話の収集の他に、子どもの歌の収集や作詞・作曲を行っています。また図書館員の研修会を利用して、歌の指導を行っています。また来年は、子どもの歌のカセットを製作する予定です。革命歌ではなく、カンボジアの広大に広がる田園風景、壮大なアンコールワット、つどう家族達の様子が心に浮かび上がってくる歌たちを次世代の子ども達には口ずさんでもらいたいと願ってやみません。

鎌倉幸子


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