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図書館事業

いよいよ始動!教育省と協働しての図書館事業-シェムリアップ州-


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7月16日、イム・セティー教育省次官、ナット・ブンルアン次官補やシェムリアップ州副知事、米田JICAカンボジア事務所所長をはじめ、バンテイミンチェイ州教育局長他多数のご来賓のご出席の下、SVAシェムリアップ事務所の開所式が執り行われました。

シェムリアップ州は、世界遺産アンコール・ワットのある地としても知られ、クメール王国の長い歴史を今に伝える中心地でもあります。年々観光客の数も上昇し、現在は年間100万人が訪れるとも言われています。これに伴い、現在シェムリアップ市内は急速に発展を遂げています。大型のホテルが続々と建設され、道路の舗装も急ピッチに進んでいます。
このように脚光を浴びるシェムリアップですが、実はシェムリアップ州はカンボジア全州の中でも5本の指に入る貧困州であることを皆さんご存知でしょうか。

そして現在、経済格差とともに問題になっているのが、教育格差です。
シェムリアップ市内の教育水準はカンボジアの中でも高く、学校環境も整備されています。1校当たりの教員の数も多く、様々な学習指導方法も取り入れられています。しかしながら、市内から車で30分も走れば、そこにはココナッツの葉で作った簡素な校舎が姿を見せます。教員の数も足りず、午前中のみのこの学校では唯一の校長兼教員が2学年を教えています。
このような教育格差はシェムリアップ州だけの問題ではありませんが、ここシェムリアップ州ではカンボジアが抱えている教育問題が凝縮し、露呈しているのではないかと感じます。そして、このような、カンボジアの教育事情の縮図でもあるシェムリアップ州で、図書館事業を行うことに深い意味があると考えています。

本年7月、シェムリアップ州をモデル地域としての新たな事業が開始しました。 本事業はJICA草の根技術協力事業(草の根パートナー型)として、JICA、SVA、そしてカンボジア教育省の3者間で覚書が結ばれ、スタートしました。
この事業の目標は、教育省の職員がSVAのスタッフと共に、シェムリアップ州内の小学校教員への研修を通して図書館活動を普及させながら、教育省職員自身が今度は図書館事業を管理・運営・指導できるようになることです。同時に、当会がこれまでの15年間で図書館活動を行ってきた10州の教育局員を招き意見を求めつつ、教育省職員とともに教員が使用する図書館活動マニュアルを作成します。
これまで以上に人材育成に重点を置きながら、より持続可能な事業を目指して、そしてより多くの子どもが絵本と出会えることを望み、事業を進めていきたいと思います。
皆さま、カンボジアにお越しの際はぜひ、シェムリアップ事務所にお立ちより下さい。

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鈴木晶子
写真上:VIP出席の来賓
(中央:イム・セティ教育大臣、右:米田JICA、カンボジア所長、左:シェムリアップ州副知事)
写真中:子どもたちによる祈りの舞
写真下:事務所内観覧

 

 

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