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学校建設事業

学校建設:お母さんもがんばっています!(2008.8)


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強い日差しの中、9人の作業者が砂を運び、教室の床面を均している。私が訪問した学校建設工事現場では、作業員の半数が30--40代の女性で、長袖のシャツを着て、帽子をかぶり、クロマーとよばれる万能手ぬぐいを頭からかけ、作業を進めていた。作業場から数十メートル離れたところにココナッツの葉で屋根と壁が作られた校舎から、子ども達の元気な声が聞こえてくる)。

 

ここは、プノンペン市から北に168キロ離れたコンポントム州にある小学校。コンポントム州のいくつかの地域は、1997年までクメールルージュと政府軍の戦場となっており、村人たちは身の安全のために戦火を逃れる生活を余儀なくされため、基礎教育を受ける機会がなかった。クメールルージュの支配体制が崩壊した後、クメールルージュが共同センターや炊事場として使っていた建物を取り崩して資材を手に入れ、1979年に3教室の木造校舎を建設した。しかし、 30年近く経った今、校舎の老朽化は進み、そのため、雨の日などは土の床はどろどろ、机や黒板はびちょびちょで、とても集中して勉強できる環境ではないと、休校になることが多いとのこと。

 


そんな中SVAは、子ども達が安心して勉強できる環境をと、日本の皆様からご支援をいただき、カンボジアで学校建設を行なっている。作業に来ている9人の作業員のうち、1名の作業指導者を除き、8人が地域住民であり、その多くは建設作業にかかわるのは初めてであるという。地元住民が建設作業に関わることにより、出来あがる校舎は自分たちのものであるという意識が高まり、建設後の維持管理における持続性が期待される。「私の子どもがこの学校に通っていてね、だから新校舎建設作業員を募集って聞いて、是非やりたいって思ったの」作業をしていた女性がはにかみながら語ってくれた。


お母さん達のがんばりがあり、日に日に新校舎ができてくる。子ども達も、ココナッツの葉の壁から、時折、作業の様子を見て嬉しそうにしていた。


 

カンボジア担当
塚本真衣子


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