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学校建設事業

100%のトイレ普及に向けて


SVAカンボジア事務所のドリームスクール事業では、学校校舎の建設と、井戸や貯水タンクなどの水支援とともに、トイレ4基をセットで学校に提供してきてます。また、それに伴うトイレの使い方講習会や衛生教育も行っています。カンボジアにおいて、農村部でのトイレの普及と衛生教育は小学校から行うことで体の弱い子どもを守り、村の中で知識が広がることを助けられると思ってます。



そしてカンボジアの政府はこのたび、2040年までにすべての家庭にトイレを普及させる方針を打ち出しました。現在、都市部ではほとんどの家庭にトイレは普及してますが、農村部では16%くらいしか普及していません。それを2015年までに30%、2040年までに100%という目標です。トイレの普及とともに衛生教育も進めば、各家庭での余計な医療費の支出も抑えられ、働き手も常に元気でいられるようになれば、生活環境も改善されていくことが期待されます。


また、学校を新たに建設する際には、教室5つに対して最低2つのトイレを作ることを義務化するという話も出ています。しかし、そうしてトイレの重要性が認知され、使われるようになると、今度は数の不足が心配されます。SVAが以前に建てた学校へ行った時に生徒何人かにトイレの使用状況について聞いてみたところ、「女の子に優先でトイレを使わせてもらって助かっているんだけど、短い休憩時間に沢山の女の子がトイレに行くので、ずっと並んで待たないといけなくて、時々時間切れでトイレに入れないこともあるの」と答えてくれた女の子がいました。確かに生徒が増えてくるとそうなってくるでしょう。それをSVAが全部調べて必要なトイレを追加で全部建てるわけにもいきませんが、そうして必要性が認知されてきている学校、村ならば、粗末でもよいから村で協力して追加のトイレを自分達で建ててくれるように励まして行くのが我々の正しい援助の仕方ではないかとも思ってます。


こうした政府の方針については、我々や他のNGOたちが地道に学校にトイレをセットで提供してきたことも、その要因の一部になっているとも考えてよいかと思います。効果のあることをやってきていたこと認められたようで、うれしい気分を感じるとともに、今後もトイレつきの学校のご支援を日本の皆様にお願いしていきたいと、あらためて思っています。今後ともご理解、ご支援をよろしくお願いいたします。 (磯部正広)


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