図書館事業
事業ハイライト-第3図書館の継ぎ合わせた梁(はり)は不吉か

13日はメラキャンプにて月間会議が行われました。キャンプ内の図書館委員、図書館員(6館より)伝統文化活動講師などが約30名が一同に集まり、それぞれの現状と課題を報告し、問題点を議論しました。この日の焦点は、過日修理を完了した第3図書館の梁の件。カレンの伝統によると建物の梁(はり)は継ぎ目のない一本の木を使うのですが、第3図書館の梁は2本の木を継ぎ合わせてあるため、不吉なことばかり起こるのだそう。例えば、改修工事に当たったボランティアが作業中の混乱で靴をなくしたり、本を借りに来た僧侶に図書館員がなぜか叱られたり、近くにあった大切なマンゴーの木がばっさりと切られたり。さらには、ここに勤める図書館員のご主人が突然亡くなったとかで、これらはすべてこの図書館の不吉な梁によるものだという結論となり、ついにこの図書館員も異動を希望しました。
その後、議論は「キリスト教徒なんだからそんな迷信を信じるな」「お祓いでもしたらどうか」「他の図書館も梁を継いでいるが何の問題も起こってない」「他の図書館も含めて梁は全部一本の木に取り替えるべきだ」「自分の家ならまだしも公的な建物は関係ないだろう」など様々。結局、この第3図書館の図書館員は第2へ異動することになりましたが、一方、他の図書館員たちも迷信を信じているのか、家から遠いのか、誰も第3には行きたがりません。ちなみに、図書館員は1館2名体制ですが、第3図書館は1名欠員が出ていたので、これで図書館員ゼロ。図書館閉館の危機が迫って来ました。ちなみに、会議の結論は「梁の交換はなし、新たに図書館員を募集」となったので、望みは午後に予定されていた図書館員の面接(欠員5名)に託されました。面接では、4番目に来た18歳の若い応募者が「私は迷信は信じませんから第3図書館でもいいです」とうれしい一言。この言葉に大きな安堵感を覚えたのは私だけではなかったと思います。この方には採用通知が出されることになり、図書館閉鎖の危機はとにかく逃れました。しかし、この方の相棒がまだ欠員状態なのが気になるところです。(小野)