SVA 公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会

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NGO海外研修プログラム

「3ヶ月の研修を終えて」


立命館大学大学院国際関係研究課

笹井万友美

昨年の愛知万博、どうにかしてSVAの活動に関わりたいと地球市民村でのSVAの出展でのボランティアをさせていただきました。そこでの1週間、難民キャンプの図書館を再現したパビリオンで私自身が来館者の方々に活動を説明したり、職員の方から実際の現場のお話を教えていただいたりとかなり充実日々をすごさせていただき、またますますSVAの活動している現地へ行って現実を知りたいと思うようになりました。そこでぶつぶつ「現地にいきたいんですけどぉ」といっている私に東京の職員の方がこの「海外研修プログラム」について紹介してくださりました。それから、1年もたたないうちに本当に現地にいけるとはそのときは思っていませんでしたが、あの時教えていただいていなかったら今頃私は将来の見通しもつかず、途方にくれていただろうと思います。

さて、私は3ヶ月間、タイのメーソットにある「ミャンマー難民支援活動事務所」で研修を受けてきました。この研修での研究テーマは現地に行くまでは「両親の教育意識調査」と名前だけで何を調査するのかとてもアバウトなもので3ヶ月本当にやっていけるのか不安もありましたが、現地で実際を見るとどんどんそれらの焦点が定まってき有意義な研修が行えました。難民の使うカレン語はもちろんのこと、タイ語もできない私がここまでできたのは、所長の中原さんをはじめ、仕事の合間に「英語→カレン語」「カレン語→英語」の作業をしてくださってスタッフの皆さんのおかげです。本当に感謝しています。

また、CBSキャンペーンで来日の決まっていたスタッフのプラウィットに約1ヶ月間日本語を教えるチャンスをいただけたことにもとても感謝しています。10月の日本語教師の資格試験の受験勉強をしていたので、それと同時に教えることまでできたのはとてもよい経験となりました。

3ヶ月間、数えられないほどキャンプ訪問をし、SVAが活動している7キャンプのうち6キャンプに行くことができました。その中でもやはりキャンプに始めていった日の事は今でもとてもインパクトがあり印象深い経験となりました。というのも、SVAのホームページやさまざまな本でタイの難民キャンプについて知っていたつもりだったのですが、やはり「難民=かわいそうな人」となにか、(絵本を読んでいる笑顔の女の子の写真を見てSVAの活動に共感したはずであるのに)とても悲壮な顔をしている人をイメージしてしまっていたので、楽しくメーソットから来た図書館スタッフとダンスを踊ったり歌を歌ったりしている姿には驚きました。そして、図書館活動が本当に「心の栄養」になっていることも実感しました。

今回、私が「タイの難民キャンプに行ってくる」と言った時、たびたび国際関係研究科の友だちからも「えータイに難民いるんやぁ」という答えがかえってきました。また、父などは「まゆちゃん、カンボジアいくんやんな」など、娘の行く場所もわかっていない状態でした。このように、私は難民の教育を研究のテーマにしているからタイの難民キャンプを知っていただけで、日本を始め、世界、またタイであってもこのミャンマー難民キャンプの存在を知っている人、ミャンマーの現在の状態を知っている人はあまりいないのが現状ではないでしょうか。

この研修中、何度も何度も考えたことがありました。「私にできることはなんだろう」。「名ばかりの大学院生だし、なんも私にできないや」。逃げてばかりいましたが、研修が始まって1ヶ月ぐらいたったころから「私にできることは、この実情をより多くの人に知らせる」ことだと思うようになりました。研修中も友だちに煙たがられるほど、ブログでキャンプに行って自分の感じたことや国際協力についての自分の考えなどを知らせてきました。日本に帰国してからも地道にキャンプの現状、私の感じたことを友だちや先生に伝えています。これはこれからもずっと続けていきたいと思っています。

研修中「私が3ヶ月もオフィスにいて邪魔ではないか」と心配していたのですが、あるスタッフから最後に「僕はまゆみからほんものの笑顔がどんなに重要かしりました。人を楽しませる、ハッピーにさせるためには自分自身が本気で楽しまなければいけないことをまゆみから学びました。あなたはいつも笑顔で私たちを幸せにしてくれました。こんな人にあったのは初めてです。」と、少し私の日本語訳は誇張しすぎですが言われとても感激しました。私がこんなお褒めの言葉をもらえたのは何も私が笑顔を絶やさないよう努力したわけでもなく、メーソットをはじめとするスタッフの方々がいつも楽しませて下さっていたからです。仕事が忙しいときも、私の調査を助けてくださったり、いいアイディアが出てこずイライラしているとき笑わせてくださったスタッフのみなさんのおかげだと思っています。

日本に帰国して、タイ語の勉強を始めました。次回(できれば来年)現地へ行くときはタイ語でスタッフとも会話したいと思っています。
最後に、所長の中原さんには調査内容についてコメントをいただいたり、家にも呼んでいただいたりと私の文章力では表せ切れないほどお世話になりました。本当にありがとうございました。


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