パンガー県ターイムアン郡ナイライ村に公共図書館が完成しました。2月3日に行われた落成式には、住民400人以上が集まり、来賓としてパンガー県知事、県教育委員会の代表、郡内の学校やNGO関係者が参列し、盛大に行われました。
ナイライ村は、人口約700人、アンダマン海に面した小さな漁村で、スマトラ沖大地震による津波で被災した村のひとつです。幸い死者はでなかったものの、大半の民家が被害を受けました。SVAは被災直後にこの村に入り、学用品の配布や移動図書館活動などの緊急支援を行ってきました。現在ナイライ村には新築の恒久住宅が立ち並び、被災当事の面影はほとんど残っていません。目に見える復興は着実に進んでいます。
ナイライ図書館は、小学校の敷地内にあり、図書の貸出や子どもの活動以外に、村の会議やイベントなど多目的に利用され、コミュニティセンター的な役割を果たします。「誰もが入りたくなるような、親しみやすいスペース」をテーマに作られた図書館は、子どものみならず大人にも好評で、新しい図書館をのぞきにやって来る住民が毎日絶えません。小学5年生のハリマ・タッポーンちゃんは、「授業が終わったら毎日図書館に通っています。楽しい絵本がいっぱいあって、図書館が大好きです。好きな絵本はスサコーン(タイの民話)です。」小学校教員のトゥリヤポーン・ジャンタウォンさんは、「ナイライ図書館の落成式にたくさんの方に集まっていただけて、とてもうれしく思います。子ども達はもちろん、今まで本に触れる機会のなかった村の人々も図書館に大変興味を示しています。」と話してくれました。これからは学校が図書館の運営を担っていきますが、SVAは継続して活動や人材育成のサポートをしていきます
落成式
ハリマ・タッポーンちゃん
トゥリヤポーン先生
図書館の中
図書館でくつろぐ住民