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訪問者ダイジェスト

チュアパーンスラム図書館スタッフのエーンさんが、7月、大阪を訪れました。


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  アジア保育教育交流推進実行委員会(大阪マイペンライ)による第14回招聘研修事業により、バンコクのチュアパーンスラム図書館スタッフのエーンさんが、 7月、大阪を訪れました。2週間の滞在中には、保育所や小・中学校、図書館、人権センター、公共福祉施設等を訪れ、日本の家庭でホームステイも体験しました。充実した研修をさせていただきまして、お世話になった方々、本当にありがとうございました。生まれて初めて訪れた国、日本。エーンさんはどんな印象を受けたのでしょう。

 

(1)人権に関して

今回の研修では、日本では人権というものがとても尊重されていることがわかった。これは、最初に説明を受けた部落の人々の長い人権をつかみとる運動に根ざしているのだろうか。障害者や高齢者、また在日朝鮮人の方々と実際に交流する機会を得た。そのなかで、部落の人々が培ってきたのと同じ意識のもとに、自分の権利を行使していくという印象を受けた。誰もが同じ人間であり、誰もが対等に人権を持っているという意識である。この意識が日本の行政に一貫していることを、各施設の設備や各教育機関の受け入れ態勢を直に見て、強く感じた。私の住むタイでは、例えば車椅子で入ることができる図書館は少ないし、高齢者が電車やバスに乗ることも大変難しい。これでは、同じ人権を持っている人間だとはとても言えない。

(2)教育に関して

最もタイとの違いを感じたことがある。それは、子どもたちの意見を聞くという姿勢である。ある保育所で作品展を見た。各組ごとにテーマを決めて取り組んでいたが、お店やさんをする組、またおばけ屋敷を作る組と、さまざまだった。先生にどうしておばけ屋敷なのかと聞くと、子どもたちはおばけが大好きでどうしてもしたいといったそうだ。実際に、おばけ屋敷で遊ぶ子どもたちは歓声をあげながらいきいきとしていた。このように、自分の意見が取り入れられる環境で過ごすと自分に対する誇りも生まれるだろうし、積極的に意見を出すことができるようになるだろう。これは、何でも教師が正しいタイの教育方針にはない発想であるが、これから重要になっていくのではないかと思う。ほかには、読書を子どものころから奨励している。図書館の設置が行き届いていること、また、これに多くの予算が行政から割かれていることを見てよくわかった。さらに、訪問した各学校においても、絵本や本が多く揃っていた。また、パソコンの教育にも力を入れているようだったが、その一方で文化の継承も忘れていないことに驚いた。例えば、七夕の笹を全ての施設で見た。また、太鼓を熱心に打つ子どもの姿や、神輿を担ぐ中学生の大きな声も印象的だった。

(3)タイで応用したいこと

まず、わたしの図書館の展示の方法を変えたい。日本でみた図書館では、本の見せ方に工夫が凝らされていた。この工夫が図書館員として大事であると思う。なぜなら、どんないい本でも手にとられなければ読んでもらえないからだ。次に、各図書館の間のネットワーク作りである。わたしたちの図書館もタイ全国で9つを数えたが、その間の連絡や協力関係がスムーズに行われているとは言えない。少なくとも、利用者が望む本をそのネットワークの中を駆使して提供するという姿勢は見習いたい。最後に日本人の皆さんが時間に正しいこと、またマナーを重んじることに感動しました。ホームステイ先のご家族のみなさん、今回の受け入れにご尽力いただいた多くの方、そして大阪マイペンライのみなさん、本当にありがとうございました。

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 お寿司に挑戦

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タイの絵本を紹介するエーンさん(ピンクのタイ衣装で) 


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